社会人になってから通信制大学を卒業した話。

学校

家の事情から定時制高校に行き卒業後はすぐ就職。でも大学へ行ってみたい!という気持ちをずっと持ち続けいていました。

そんな私が27歳にして通信制大学に入学し四苦八苦しながらも8年がかりで卒業した日々を書いてみました。

途中、何度もつまずき辞めたい!もう無理…( ノД`)と思ったけど結果として本当に挑戦して良かったと思っています。

地方在住者には孤独との闘い

入学してみてまず感じたことはカリキュラムの進め方がわからない、、、。最初に大量に送られてくる総合科目の教科書たちや教材要綱を目の前に、いったい何から手を付けていいの!!と高校しか卒業していない私には疑問が (・・? たくさん。私は地方在住のためポータルサイトを見たり、送られてきた本を読みながら進めていきましたがこんな時、大学のある大都市圏であれば説明会などに参加して悩みも解決できただろうし、知り合いもできたのではないかなと思います。

そして何より単位取得のためのレポート。私の行った通信大学での単位取得は、送付された教材を学修し手書きレポートに合格後、筆記試験を受けて合格でした。自分なりに調べて書き上げたレポートが不合格として返ってくると心がバキバキと折れ、試験にも望めない事に心落ち込む日々でした。メンタル的な部分に加え、仕事の忙しさから全く教材に手を付けることのできな期間も何度もあり、今振り返るとよく自己嫌悪に陥っていたなと思っています。

低い卒業率

入ってみてからわかったことですが入学者の殆どが既に大学卒業者であり、編入学生として入り教員免許・司書教諭や学芸員の資格取得を目的に必要単位が取れれば退学という流れの方たちでした。大学としては公表はしていませんでしたが1学年から入学して卒業できる人は少なく、当時私が通っていた時で十数パーセントと聞いていました。4年で卒業できる人は少数派で、うまくいって5~6年ほど、10年在籍してやめる人もいました。

卒業できるためのアドバイス

その中でも諦めずに卒業できた私からのアドバイスをご紹介します。

スクーリング、メディア授業を活用

やっぱり対面授業にかなうものはありません!!週末・3連休・GWやお盆休みなどにスクーリング(通学授業)を受講することは全国から同じ境遇の仲間が集まり学べる場です。学修の助けになるだけでなく、仲間の状況や悩みを共有しモチベーションアップにもつながります。

スクーリングに行くと受講代・宿泊費や交通費が負担なるという方にはメディア授業がおすすめです。ネット環境さえあれば好きな場所で好きな時間に受講でき、試験もネットで受けることができます。

学修支援センターを利用する

地方に住む学生のためにも大学の併設する施設や会場を借りサテライトで相談窓口を設けてくれています。教材・参考資料・過去の試験問題集やリポートを見ることはもとより、OB・OGの先輩たちが指導員として対応しています。学習室としても使えるし、学生同士の交流、何より晴れやかな顔で卒業の報告に来てくれる先ゆく先輩の姿は続けていける励みになりました。

積極的に知り合いを作る

これは通信大学に通うことに限ったことではありませんが、同じ目標を目指している仲間をたくさん作るというのが一番のおすすめです。私はスクーリングや学習センターへ行くたびに、新しい人と知り合いになることを心がけていました。情報交換や悩みを相談することで課題を進めていくスピードがグッと速くなります。また具体的に何をどう進めていけばいいのかという事が明確になりました。

まとめ

自分なりに紆余曲折しながらも必要単位全て取得できた時、卒論を書き上げた時、学位記をもらったときは本当に嬉しかったです。また何より卒業できたという達成感と同じくらい、様々な境遇や環境で通信制大学へきている人たちの人生を知ることができたのは予想外の良い経験でした。普段はアニメを描きながら通信制を選択した現役大学生、子育てをしながら学ぶママさん、ずっと専業主婦をされていた方、子供は海外の大学に行き自らも学び直しているお父さん、他の通信制大学、大学院へ進もうとしている人、80歳を過ぎてから入学し10年がかりで卒業したおじいちゃん、、言い出せばきりがありません。幅広い年代で目指している場所は違いますが共通していたことは、皆前向きで目標を話す顔はキラキラ輝いていました。私もそんな人たちの姿に後押しされた卒業できたと思っています。

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